神奈中バス車両めぐり いすゞ車(純正)

 こちらでは、神奈中に在籍するいすゞ車のうち、いすゞバス製造/ジェイバス製の車体を架装する純正車を紹介します。神奈中のいすゞ純正車は、最短尺(L尺、軸間4.8m)が選択されていましたが、2003年下期車から中尺(N尺、軸間5.3m)が選択され、少し長くなりました。近年、2001年上期車以前の車について、行き先表示機のLED化が行われているほか、2002年下期車以前のエルガについては、タイヤホイールが赤色から銀色に塗り替えられています。

2011/11/19 更新 せ56・せ57・せ97を追加しました。


2001年上期車 いすゞKL-LV280L1(せ114 綾瀬)


サッシ付ガラスの初期型エルガ。

 神奈中ではこの年式から「いすゞエルガ」の投入となりました。同時にエアサス(空気バネ)のワンステップバスとなり、中扉には車椅子用スロープ板・車高調整装置(ニーリング機能)を装備しています。屋上には車体中央付近にゼクセル製エアコンユニットが載るようになりました。側窓はサッシ付上段引き違い・下段固定窓となっています。神奈中のエルガは、フロントガラスの下が黒く塗装されているので、前面の表情が若干縦長なイメージです。湘南台駅西口付近にて撮影


2002年下期車 いすゞKL-LV280L1(せ12 綾瀬)


側窓がサッシュレス・登場時からLED行き先表示機採用のグループ。

 この年式からLED式行き先表示機が本格採用となりました。側窓がサッシュレスとなったほか、かなちゅうロゴが前扉上・乗務員室窓上・リヤに付きました。湘南台駅西口付近にて撮影


2003年下期車 いすゞKL-LV280N1(せ91 綾瀬)


デンソー小型エアコン・中尺のグループ。

 この年式から長さが中尺となりました。屋上機器が変わり、従来の横流ファンに変わって丸型換気扇となったほか、エアコンがデンソー製の小型エアコンが採用されています。タイヤホイールは登場時から銀色が採用されています。湘南台駅西口付近にて撮影


2004年車 いすゞKL-LV280N1(せ56 綾瀬)


前面にかなちゅうロゴの付いたKL-代車。

 横浜市営などを見ると、すでにPJ-代車が発売されていた時期のようですが、神奈中では従来どおりのKL-代車となりました。外見上では、前面の車椅子マークが両側貼り付けとなり、社章を廃止してかなちゅうロゴとなりました。車内では殆どの手すりゴムが黄色となっているのが特徴です。湘南台駅西口付近にて撮影


いすゞPJ-LV234N2(ち79 茅ヶ崎)


デンソー大型エアコンとなったPJ-代車グループ。

 台数の多いPJ-代車グループです。エンジンルーバーが非常口側に変わりました。エアコンユニットがデンソー製の大型となったので、また雰囲気が変わりました。新灯火基準適合車として、車体裾部に反射板が追加されています。車内では、手すりゴムが橙色へ変化しています。湘南台駅西口にて撮影


2008年車 いすゞPKG-LV234N2(せ57 綾瀬)


ドア側側面に細いエンジンルーバーが追加されたPKG-代車グループ。

 PKG-代車のグループです。外見上では、ドア側に細いエンジンルーバーが追加されています。走行音も変わっています。湘南台駅西口付近にて撮影


2009年以降 いすゞPKG-LV234N2(せ97 綾瀬)


UVカット緑色着色ガラスが採用されたPKG-代車グループ。

 側窓がUVカット緑色着色ガラスとなったグループです。車内ではつり革が五角形となり、優先席付近はオレンジ色のつり革となっているのが特徴です。現在では新たなLKG-代車も発売されていることから、神奈中でも投入されるか注目されます。湘南台駅西口付近にて撮影


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