舞岡営業所特集 姿を消した仕様1

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2012/12/05 更新 特別運用に使用された車両一覧を追加!


 神奈中舞岡営業所に在籍する車両は、2003/9〜2003/10にかけて行き先表示機がLED化されました。車内の運賃表は三陽電機製作所(現レシップ製)と交通電業社製の2種類がありますが、相互に全路線を運用できるように改良されました。
 この運用統一が行われる前は、仕様が大きく分けて2種類あり、方向幕・運賃表の都合で運用できる路線が異なっていたため、驚くことに、度々方向幕・運賃表の付け替えによる車両の入れ替え(通常運用⇔特別運用)が行われていました。ここでは、消えていった仕様を仕様別に振り返ってみたいと思います。

←(参考) 現在、舞岡車は全てLED式行き先表示機を装備する


通常運用車

 今まで当たり前に見られた舞岡営業所の標準グループで、後述の「特別運用車」に対して「通常運用車」と呼んでいました。舞岡営業所の大半の車両がこれにあたり、三陽電機製作所(現レシップ)製の運賃表を装備していました。基本的には2003/10までに全車LED化され消滅しましたが、この当時に横浜神奈交バスへ委託している車両は、方向幕に30(上大岡駅〜芹ヶ谷〜上永谷駅)・東01の両系統を追加して幕車でしばらく残っていたため「通常運用車」に近い姿を見ることができました。ところが、委託車も2005/6より順次LED化が行われ、転入後すぐに廃車となった方向幕車「お09」・「お023」・「お058」を最後に舞岡営業所から巻き取り式方向幕の車は消滅してしまいました。

通常運用車が運用していた路線
69・203・204・205・井11・井12・上07・上202・戸01・戸03・戸22・戸25・戸27・戸28・戸29・戸33・
戸38・東02・東03・東05・東06・東07・東08・東11・東12・東16・東21・保04・保05・横15・横17・
横41・横43・横44・横46

←かつてのふつうの舞岡車。「通常運用車」

神奈中本管車のLED化が進む中で、最後まで方向幕で残った横浜神奈交委託車。→


特別運用車 主に笹下車庫の路線を運用するための車両。舞岡車ながら「舞岡行き」に入ることが出来なかった。 

 横浜営業所笹下車庫の方向幕・運賃表(交通電業社製)を装備していたグループで、主に笹下車庫の路線を運用するための仕様です。この仕様が舞岡営業所で初めて登場したのは、2000/12で、「お7」・「お25」・「お67」が笹下車庫の方向幕・運賃表(交通電業社製)に交換されたことに始まります。その後、笹下車庫の閉鎖関連で路線の移管が進むとともに車両も転入しました。転入した車両は、舞岡車でありながら、笹下車庫の方向幕・運賃表をそのまま装備していました。途中、通常運用車との車両入れ替えが幾度となく行われたため、当仕様のメンバーはころころ変わり、舞岡営業所に新製配置だった車両もかなり加わることになりました。なお、当仕様は基本的に笹下車庫の方向幕・運賃表を使用していますが、舞岡での運用上、上96・横47系統の両系統に対応させていました。2003/9より順次LED化が始まり、最終的に当仕様だった車両が主に現在も交通電業社製の運賃表装備車となっていますが、LED化で仕様統一されたあとも運賃表の付け替えは行われ、笹下車庫を知らないはずの2003年下期車・2005年下期車等にも交通電業社製運賃表を装備するケースが見られました。

特別運用車が運用していた路線
30・62・69・71・上07・上31・上96・戸03・戸04・中50・中53・横47・横51・横52・横61

特別運用に使用された車両一覧

←笹下車庫の方向幕・運賃表を装備した「特別運用車」。旧横浜車だと、社番以外で横浜時代との区別がつきにくかった。


▲(参考)最近の車両ながら、付け替えで交通製運賃表を装備した車両の例。


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