舞岡営業所特集 姿を消した仕様2

舞岡営業所情報へ トップページへ

2005/07/21 新設


 「姿を消した仕様1」のページでご紹介しているように、神奈中舞岡営業所に在籍する車両は、2003/9〜2003/10にかけてのLED化・仕様統一が行われるまでは、2種類の仕様があって運用を使い分けていたわけですが、その中で、どちらの運用にも使用できる車両が存在しました。当サイトでは「特別運用対応車」と呼んでいます。画像中心でご紹介しますが、この仕様が見られた期間は非常に短く、どの画像も非常に貴重な記録といえます。
特別運用対応車

 「通常運用」・「特別運用(主に旧笹下車庫の路線)」のどちらの運用にも使用できる、全路線(中・小型路線を除く)に対応した車両です。新規に作られた方向幕を使用し、車内には三陽電機製作所(現レシップ)製の運賃表示器を装備していました。従来車からの改造車のみ7台のグループで、「お1」のみ2001年下期車、ほかは2001年上期車でした。これらの車両は、方向幕表記が適正化され、「吉野町駅前(横43)」、「西平沼橋(横41)」や「井土ヶ谷下町(井11等)」、「ブリヂストン前(戸22)」などが見られました。当仕様は全路線に対応しているにも関わらず、LED化の対象となり姿を消しました。このため、当仕様が見られたのはわずか1年程だったことになります。また、この仕様だった車両達はその殆どが舞岡を去ってしまい、最後まで舞岡にとどまったのは「お022」のみでした。

特別運用対応車内訳(2003年当時)
社番 旧仕様 方向幕の変化 運賃表示器の変化 メモ
お22通常運用車通常幕→新規幕三陽製(変化なし) 
お26通常運用車通常幕→新規幕三陽製(変化なし) 
お63通常運用車通常幕→新規幕三陽製(変化なし) 
お165通常運用車通常幕→新規幕三陽製(変化なし) 
お166通常運用車通常幕→新規幕三陽製(変化なし) 
お148通常運用車通常幕→新規幕三陽製(変化なし) 
お1特別運用車横浜(営)用幕(特別運用幕)→新規幕交通製→三陽製旧横浜(笹下)車

←(参考)「通常運用車」の「お118」。
通常運用車幕では「井土ヶ谷」表示だった。下の画像との比較用。


▲当グループの特徴的な「井土ヶ谷下町」表示。
側面幕も通常運用車幕と表記が異なり、書体も違っていた。
「お148」はLED化後、「お63」はLED化・委託化(お063)後転出。


▲「回送」表示では区別が付きにくいが、画像の「お22」も当グループだった。
LED化後、運賃表示器交換(三陽製→交通製)・委託化(お022)で最後まで舞岡に在籍した。


▲伝説といわれた当グループによる30系統区間便(上大岡駅〜芹ヶ谷〜上永谷駅)。
前面・後面幕で「芹ヶ谷」表記があるのが当グループの特徴(特別運用車幕では単に「30 上永谷駅」だった)。
LED化直前にこの系統幕が追加されていた。
「お166」はLED化後、運賃表示器交換(三陽製→交通製)を経て転出。


▲30系統循環便幕でも、特別運用車幕と書体・文字レイアウトが微妙に異なっていた。
横41系統幕では「保土ヶ谷駅」・「西平沼橋」表示が特徴的(特別運用車幕では「保土ヶ谷」・「平沼」)。
「お1」は唯一横浜からの転入車で、特別運用車を経て当グループになった車両。LED化後転出。


舞岡営業所情報へ トップページへ