神奈中バス車両めぐり 日野車

 神奈中に在籍する日野大型車のご紹介です。横浜市営や名古屋市営では主力の日野車も、神奈中では少数派で舞岡車庫と伊勢原営業所にのみ在籍します。在籍する車両は純正車で、日野車体工業製ボディを架装する「ブルーリボンバス」・「ブルーリボンシティ」とジェイ・バス製ボディを架装する「ブルーリボンシティハイブリッド(ノンステップバス)」があります。なお、従来からのツーステップバスやワンステップバスは中尺車(軸間5.2m)で伊勢原に、舞岡にはハイブリッドノンステップバスが短尺車(軸間4.8m)で在籍しています。舞岡車はこちら→「Hybrid NON-STEP

2005/08/16 更新


2002年下期車 日野KL-HU2PME(い28/い61 伊勢原)


▲いよいよKL-車。四角い表情に神奈中カラーが良く似合う。

 日野のワンステップバスです。しばらくぶりの投入となり現行モデル「ブルーリボンシティ」となりました。他メーカー同様で、行先表示はLEDとなり中扉には車椅子用のスロープ板、乗降時に車体を下げる車高調整装置(ニーリング機能)を装備しています。「かなちゅう」ロゴも付きました。前扉上のほか、中扉窓付近や非常口付近が黒く塗装され、やや重たいイメージです。従来の蒲鉾型断面の横流ファンが三菱車と同一の形状となったことや、車内降車ボタンの形状が変わって音色も電子音となったことがポイントです。なお、このグループは側面の「神奈川中央交通」表記が通常の旧書体ではなく、普通の丸ゴシック体となっていたり、後面車椅子マークの車椅子が逆向きになっているなどの特徴があります。伊勢原駅南口にて撮影


2003年下期車 日野KL-HU2PME(い27 伊勢原)


▲毎回ちょっとずつ仕様が違うKL-車。前扉上に蛍光灯が追加。

 2003年式グループです。この年式から、車内座席・換気装置・床敷物等の仕様が全面的に見直され、座席は模様入り青色、換気装置は従来の四角いラインデリアに代わって丸形換気扇へ、床敷物は青系となりました。何故か前扉上(かなちゅうロゴ下)に蛍光灯が追加されています。他メーカー共通の仕様変化で、側面行き先表示は矢印部「→」が点灯式に変わりました。なお、側面の「神奈川中央交通」の書体は通常の旧書体に戻ったほか、後面車椅子マークの車椅子は通常の向きになりました。伊勢原営業所にて撮影


2004年下期車 日野KL-HU2PME(い2 伊勢原)


▲一台のみの存在となった2004年下期のワンステップ。
BRC独特のごつい表情が何とも魅力的だ。

 2004年式です。他メーカーと同様に前面車椅子ステッカーが両側に貼り付けられるようになった変化の他、側面の「神奈川中央通」表記が2002年式のように通常の丸ゴシック体となっている点が特徴的です。車体はおそらく最後の日野車体工業製ではないかと思います。今まで日野大型車としては伊勢原オリジナルの感がありましたが、2004年下期車としては舞岡営業所にハイブリッドノンステップバスの投入が行われており、今後の動向に注目したいところです。


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