車両めぐり

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2015/03/23更新 新車「YK1105」を追加。


 横浜神奈交バスで活躍する車両(YK車)のご紹介です。主に「戸09」・「戸22」・「戸33」・「戸37」・「東02」・「東04」・「東23」の各系統で見ることができます。横浜神奈交バス発足当初は、ごくまれに神奈中からの委託路線でも使用される場合がありました。2006/12には、初めての廃車が発生しています。神奈交オリジナルカラーの車と「YK1110」は、「神奈中グループかなこう」のロゴマークが貼り付けられていましたが、最近になって「Kanachu」ロゴに変更されました。
2002年下期車 三菱KL-MP35JM(YK1107 舞岡)


▲初の「横浜神奈交カラー」が施された「YK1107」。

 横浜神奈交初の新車です。エアサス(空気バネ)のワンステップバスで、車椅子利用者が乗車するための中扉用スロープ板、乗降時に車体を下げる車高調整装置(ニーリング機能)を備えています。仕様的には2002年上期車(神奈中舞岡の「お073」)に準じており、行き先表示にLED(発光ダイオード)が採用され、エンジンはノンターボ、車内の降車ボタンは電球式が採用されています。外部塗装は、神奈交グループ共通デザインのオリジナルカラーが施され、横浜神奈交は濃青色系が採用されています。また「神奈中グループかなこう」のロゴや横浜神奈交バスの社章も見られます。なお、車内には神奈中の「かなちゃん号」と同じモケットの座席が設置され、異彩を放ちます。戸塚駅東口にて撮影


2003年下期車 三菱KL-MP35JM(YK1110 舞岡)


▲MP317の置き換え用に譲受したワンステップバス。

 神奈中舞岡営業所で、唯一の存在となっていた2003年下期のワンステップバス(旧お0106)です。MP317の置き換え用として登場しました。神奈中一般塗装車としては唯一、「神奈中グループかなこう」ロゴが貼り付けられていました。品濃町付近にて撮影


2006年下期車 三菱PJ-MP35JM(YK1101 舞岡)


▲マイナーチェンジボディの「横浜神奈交カラー」。2台が在籍。

 「YK1101」・「YK1104」の置き換え用新車です。「YK1107」と似ていますが、近年の神奈中車と全く同一の仕様で登場し、前面車椅子マークは両側に配置、銀ホイールのタイヤ、ターボ付エンジン、車内座席も神奈中車と同一のものを装備しています。やはり外部塗装は、神奈交グループ共通デザインの横浜神奈交オリジナルカラーが施され、濃青色系となっています。新灯火基準適合車のため、ボディもモデルチェンジされ、前面では、フォグランプの形状変更、車体側面裾部には円形の反射板が取り付けられています。後面では上側のコンビランプが姿を消し、のっぺりしています。エアコン形状もファンの数が6個から4個へ減少、角形ラインクロスファンは丸形換気扇に変わりました。


2008年下期車 三菱PKG-MP35UM(YK1108 舞岡)


▲2年ぶりの「横浜神奈交カラー」新車。エンジン起動時の音が特徴。

 「YK1108」の置き換え用新車です。基本的な外見は前回車とあまり変わりませんが、今回の車は日産ディーゼル工業から供給されたエンジンを搭載する尿素SCRシステム車となり、エンジン音が大きく変わりました。仕様的には近年の神奈中車に準じたものとなっており、リヤウインドウ下にブレーキランプが装備され、その他リヤランプ類の配置に変化が見られます。1台のみ配属されました。


2009年下期車 三菱PKG-MP35UM(YK1111 舞岡)


▲黒サッシ・熱線吸収ガラス仕様の「横浜神奈交カラー」新車。

 「YK1111」の置き換え用新車です。今回の車も日産ディーゼル工業から供給されたエンジンを搭載する尿素SCRシステム車ですが、側窓が黒サッシ・熱線吸収ガラス仕様となったため、印象が大きく変わりました。側面行き先表示窓が従来の一枚ガラスから上下二分割窓となり、側面の窓配置も前扉/乗務員室窓直後に細窓が入る変則的なものとなっています。前面では車椅子マークがスロープの絵省略の上、向きが変わりました。車内はつり革が五角形になり、優先席付近はオレンジ色となっています。これらの仕様は最近の神奈中車に準じたものです。今回も1台のみ配属されました。品濃町付近にて撮影


2013年下期車 三菱QKG-MP35FMFD(YK1102/YK1103 舞岡)


▲デンソーエアコンのワンステップバス。

 4年ぶりの新車で、最後まで残ったツーステップバスの置き換え用新車です。今回の新車から、神奈中一般塗装となりました。仕様変化は神奈中に準じており、屋上のエアコンユニットがデンソー製となったほか、側面の「入口」「出口」表示は、従来の幕式からサボに変わりました。また、非常口側の広告枠は省略されています。リヤの「乗降中」ランプは車椅子マーク表示可能な天地寸法の大きなものへ変更されています。車内では、中扉開閉ブザが音声チャイムに変わりました。横浜神奈交バス初のAT車です。品濃町付近にて撮影


2014年下期車 三菱QKG-MP35FMFD(YK1105 舞岡)


▲主に前面がモデルチェンジされたワンステップバス。

 昨年度に引き続いて入った新車で、前面を中心にモデルチェンジされた車体となりました。側面の「入口」「出口」表示は、サボからステッカーへ変わりました。また、中扉照射灯は位置が変更され、吊下げ式を採用、側面行き先表示窓は再び一枚窓となるなど、細かい変化が見られます。今回の新車からいよいよワンステップバス同士の置き換えとなりました。東戸塚駅東口にて撮影


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